HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

気分を変えて!

私の大好きなCountryBand [ Asleep at the Wheel ]でいこうかな・・

ASLEEP AT THE WHEEL (アスリープ・アット・ザ・ホイール)
カントリー・ミュージック・バンドで、スウィンギーなウェスターン・スウィングやカントリー・ブギの曲が多い。バンドマスターはヴォーカルとギターのRAY BENSON/レイ・ベンソンで190cmを超える大きな男だ。今までに多くのグラミー賞を受賞している。
ちなみにバンド名は「居眠り運転」と言う意味だが、私が思うには多分昔の幌馬車の御者が心地よく揺れる車輪のリズムに,ついウトウトとする様子ではないだろうかな?
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Western Swing とはカントリー・ミュジックの一つのジャンルで1934年テキサス州タルサでボブ・ウィルス&テキサス・プレイボーイズがこの音楽を広めた。酒もダンスも音楽も楽しめるダンスホールみたいな所で南西部各地に広がって行った。同じくSwing Jazzのベニー・グットマン楽団やハリー・ジェイムズ楽団も同様に都会のダンスの出来るホールで活躍していた。やがてはダンス・バンドから、見せて聴かせるものに変わって行った。

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そのボブ・ウィルスの時代とは少し変わって来ているが、今の「 ウェスターン・スウィング」がどんな感じなのか聴いてみよう。
      ● "Get Your Kicks (On Route 66)" Live from Austin, TX 

     www.youtube.com

     多分2000年前後の映像だと思う。

Western Swing の特徴はボブ・ウイルスの時代と同じく、必ずハワイアンと同じ
ノン・ペダルのスティール・ギターを使うことだ。この映像ではソロを取ってないが金髪の女性はCindy Cashdoller で、この手のSteel guitarやリゾネイター(ドブロ)ギターの名手だ。
テキサス出身のカントリー歌手は新譜アルバムを出す場合、必ずW・スウイングの曲を2曲位は入れる。殆どはボブ・ウィルス&テキサス・プレイボーイズの曲だ。愛されて来た名曲が多い。
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ちなみに普通のカントリー・ミュジックにはPedal Steel Guitarは欠かせない楽器で、ノン・ペダルに フットペダルやニーレバーを付けた物だ。ペダルを踏んだり膝レバーで左右に操作する事で、弦を引張ったり緩めたりで音程やコードを変化させて、華麗なサウンドを作り出す。
この映像で使用しているのはプロ用ダブルネックのS・ギターでE9thチューニング。奥はC6thチューニングでJazzyな曲で使う。このタイプはオール・ステンレス製で裏側には弦を引張ったりするメカがびっしりりと組み込まれいて本当にかなりな重量がある。シングルでも重いから、ダブルはケースにキャスター付きでないと容易に運べない。

    ●Pedal Steel Guitar /
     左右の足先や膝を盛んに動かしてるのがよく分かる       

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右足は音の強弱のVolumePedal、左足はFoot Pedal 、膝には左右2本づつのKnee leverが上から下がっており、更に右手にピック、左手にステンレス・バーと、それらを組み合わせて演奏していく。どの様な楽器にも共通している事だが、修練と高度のテクニックが不可欠。もちろん改良されて完成した、アメリカのオリジナル楽器だ。

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それでは Country Boogie の演奏を・・ このバンドはブギウギの曲も多い。  

     ●"Boogie Back to Texas" 2014年       

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