HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

ヘラ鮒釣りも終わって・・

今年のヘラ鮒釣りも終わって、しばらくブログも休憩していた(笑)。
終わって正解で、北海道には急に寒気が入り込み、毎日に暖房を入れる羽目に。
まだ日中は止めておくのだが、朝晩は本格的にお世話になる。手稲山の山頂にも初雪が降った。寒いなか鼻水を垂らしながらの釣りはもう出来ないな・・・(弱気)

さて音楽話でもしようかな・・・
どの音楽が良いのか迷うが、アメリカの音楽の中で大きな位置を占めるカントリー・ミュージックのジャンルの中のブルーグラス・ミュージックにしようかな。
ブルーグラス音楽に使う楽器はアコースティックなものばかりだが、今日はマンドリンの一種でフラット・マンドリンの名手のリッキー・スキャッグスで。
マンドリンと言えば普通は背中の部分が丸くなっているが、立って演奏し易いように平らになっている。殆どブルーグラスとカントリー音楽でしか使われないし、アメリカで発達したものだ。Gibsonなどが有名だ。
ブルーグラス・ミュージック(Bluegrass music)は、アメリカのアパラチア南部に入植したスコッチ・アイリッシュ(現在の北アイルランド、アルスター地方にスコットランドから移住した人たち)の伝承音楽をベースにして1945年末、ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにアール・スクラッグスが加わってから後に発展したアコースティック音楽のジャンル。演奏にはギター、フラットマンドリンフィドル(ヴァイオリン)、5弦バンジョー、ドブロ(リゾネーター・ギター)、ウッドベースなどの楽器が主に使われる。

ジャズの様に演奏や唄の合間に各楽器がソロを交代で演奏したり、黒人のブルースの要素を唄にしたり、アメリカ独特の音楽に発展した。

時代に応じたオリジナルを中心に、スコットランドアイルランドの音楽を基にした伝承曲も多い。アップテンポの曲が多く、楽器には速弾きなどのアクロバティックなインプロヴァイズが求められ、「ハイロンサム」と呼ばれる孤高のブルース感を表現する唱法やハーモニーにも特徴がある。

まずは映像を・・テネシー州ナッシュビルの殿堂「Grand Ole Opry」2014年
ブルーグラス音楽の父と呼ばれているビル・モンローの作った曲でブルーグラス・スタンダード「ブルームーン・オブ・ケンタッキー」

10歳の男の子がなかなか良いフィドル演奏と唄を聴かせる。ブルーグラス音楽を演奏する人は、小さな頃から父母や地域の人々のフィドルマンドリンなどの楽器演奏を聴いているのでこの様に弾けるのだが、この音楽が将来においても伝統音楽として引き継がれていくのは間違いない。

略歴:ビル・モンロー(Bill Monroe, 1911年9月13日 - 1996年9月9日)はブルーグラスとして知られる音楽スタイルの確立に寄与したアメリカ人音楽家である。ブルーグラスの名は、彼のバンド名Blue Grass Boysから採ったもの。モンローは60年間、歌手・演奏者・作曲者・バンドリーダーとしての経歴を持ち、「ブルーグラスの父」と評された。彼の弾いている楽器はフラットマンドリン

さてリッキー・スキャッグスだが、彼もまたこの音楽を聴いて育ち、幼少から演奏をしていた。前の映像の少年より若い、7歳の時の映像が残っているのでそれを・・
B・グラス音楽界の重鎮「レスター・フラット&アール・スクラッグス」との共演です。

ブルーグラスは広義ではカントリー音楽で、狭義ではその中のブルーグラス音楽だが、カントリー歌手の中にもB・グラスを唄う人が多いし、その逆もあり。
白人の音楽であるが、今やスコットランドアイルランド系の人々だけが演奏する訳では全く無い。日本でも愛好者は多い。
ただ普通のカントリー音楽はPOPミュージックとして毎年売り上げやヒット曲のランクなどで賑わしているが、ブルーグラス音楽は中央に出るよりも主に地方に根付いていて、伝承的な音楽の味わいが強いが、ナッシュビルのカントリー音楽の殿堂
「Grand Ole Opry」に出る歌手・演奏グループなども多い。

●私のフラットマンドリン(左)イメージ 2

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この楽器もバイオリンやギター・ウクレレと同じで手工芸品の趣の強いもので、10万円位からあるが中級品で20~40万くらい、GIBSONの古い物だと100万円以上する。