HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

お客様は神様です!

往年の歌手、三波春夫の名言だ。
なに知らない?今時の若い人には無理もない。こっちが歳を経たのだからな(笑)
その時分には"名・迷言?"としてTVやラジオで随分からかわれていた様に思うが、今となっては的を得た発言だったと私は思う。浪曲師上がりの美声で、「チャンチキおけさ」や「東京五輪音頭」「世界の国からこんにちは」など良い歌をたくさん残してくれた。自分の立ち位置をわきまえ謙虚な人だったと言う。

でも今日は彼の事では無く・・
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優勝経験もある女子プロ・ゴルフプレイヤーの最近の発言の事だ。宿泊したホテルの副支配人に対する暴言で、風呂の石鹸だか、タオルが無いから「バカ、アホ、死ね!」呼ばわりしたらしい。最近無断で持ち帰りする人が多く、常備中止にした旨の案内もしていたという。個人の品格ではあるが、プロとしては、あるまじき行為だ。プロである自覚を忘れて普段の自分に戻ったのだろうね。たぶん普段からこう言う人なのだろう。謝罪のコメントを出し、しばらく謹慎するそうだが、どうだかな・・後に付いて回る悪態発言だもの。同僚選手にも後ろ指刺されるし、ギャラリーにはその様な眼でみられるしね。いったい自分を何様だと思っていたんだろうか?LPGAでは処分も検討するだろうし、若いゴルファーに対する研修も行うとか。しかし人は取り返しの出来ない過ちも犯すのだ。痛い経験として、人として一回り成長してカムバックして欲しい・・ネッ、りっちゃん。

今回の件は樋口久子岡本綾子を含め重鎮達は、さぞや吃驚して困った事になったと思ったに違いない。女子ゴルフ界も、ようやく渋野日向子を始め黄金世代・プラチナ世代が台頭して面白くなって来た所での水を差す発言だから。当たり前だがプロの成り立ちは全て、自分を支援してくれる人々で成り立っているのだ。芸能界、スポーツ界、音楽界など総てを含めての事だ。観客は勿論の事、仕事上で関わり合いになっている人、ホテルの清掃の人までがいて、自分があるのだ。プロとはそれを忘れない事なのだ。

 

★シンデレラ・スマイル / 渋野日向子     ★スマイル・キャンディ/イ・ボミ
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倉本聰脚本のやすらぎの刻・道」と言う番組が有る。TVでのお笑い界の慢心を脚本で何回かに分けて放映した。TV局などでの慢心しての傍若無人の態度を取り上げたのだ。(もちろんタケシやタモリやさんまの事では無い)お笑い総ての人がそうと言う訳でも無いが、全くその通りだった。いったい自分を何様だと思っているのだろうか?TV関係者・スポンサーの罪も深い。その番組でTV局批判のシナリオも書いている。

倉本聰は思っていた事を書いて、さぞ溜飲が下がる思いだったろう。そんな事が許される芸人は「あいつの芸は天才的だから・・」とか「変人だが、芸は凄い!」などと言われる者こそだが、滅多には居ないのだ。私はこれは・・と思った者以外は全く観ないし関心もない。芸人は元々は世間の"はみ出し者"がなるものだった。有名になると番組を持ったり司会をしたりで、高額の金が入って来るというだけで「取り敢えずお笑い」にと殺到する若者達。まっとうな仕事を選べよ、安易に面白くも笑いのセンスも無い者が残れる訳がない。

 

芸能・スポーツ・音楽のプロは、血の滲むような努力をして存在しているのだから・・