HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

初期のロックンロール:黒人たち

おっと、初期の黒人のロックンロールを忘れるところだった!

リトル・リチャード/Little Richard
1932年 ジョージア州生まれ。ロックンロール創始者の一人。 
同性愛者である為に実の親に疎んじられ養子に出される。R&Bを歌っていたが、
1955年メジャーデビューし、「トッテイ・フルッティ/Tutti Frutti]、「のっぽのサリー/Long Tall Sally」、「ジェニー・ジェニー/JennyJenny」、「グット・ゴリー・ミス・モリー/Good Golly Miss Molly」などのヒットを飛ばす。エネルギッシュな歌い方で、初期のロックンロールに多大な影響を与えた。映画「女はそれを我慢できない」に出演し、激しいアクションでピアノを弾く姿も話題となった。引退はしてるが、現存する伝説の大物。

私の中学始めの頃にはレコード会社との関係か、L・リチャードのLPは日本盤では手に入らなかった。3年生になって、ようやくラジオでも曲が流れるようになって、LPも手に入ったが、ヒット曲は入って無くそれ以前のR&Bばかりだった。

●Long Tall Sally/のっぽのサリー/1956年

ミズーリ州生まれ(1926~2017年・90歳没)ロックンロール創始者の1人で「ロック界の伝説」と敬わる。

1955年シングル「メイベリーン」(全米5位)でデビューした。独特のギター奏法とギターを弾きながら腰を曲げて歩く「ダック・ウオーク」が話題となった。
956年ロールオヴァー・ベートーヴェン」(全米29位)がヒット。1957年「スクール・デイズ」(全米3位)、「ロックンロール・ミュージック」(全米8位)等がヒット。1958年「スウィート・リトル・シックスティーン」(全米2位)、「ジョニー・B・グッド」(全米8位)、「キャロル」(全米18位)がヒットした。

上のL・リチャードの所でも記したが、C・ベリーも同様で、こちらもLPはまるで手に入らなく、有名な割には日本のラジオでは殆ど聴く事は無かった。どうやらレコード・レーベルの関係で日本の会社と契約が無かった様だ。不思議な話だが、盛んにラジオで流れるようになったのは、最近と言って良い位のズーッと後の事だ。
私が初めてC・ベリーの映像および唄を聴いたのは、ロックに飽きて来て「Jazz」を聴き始めた確か高校1年の頃に観た、1958年のニューポートジャズ祭のドキュメント映画「真夏の夜のジャズ」。どう言う訳か彼が唄っていたのだ。N・ポート・ジャズ祭には時々ジャズ以外のミュージシャンも1~2人「おまけ」で出ていた様だ(笑)。
この映画は、名だたるジャズメンや歌手が出演する本当に素晴らしい映画で、何度観に行った事か・・数えきれない。私はもう既にジャズを聴いてはいたが、ますます
のめり込んでいった。

●メジャーデビュー曲「メイベリーン」

 ●映画「真夏の夜のジャズ」より/その年に流行った[Sweet Little Sixteen]1958年
出演のジャック・ティーガーデンのジャズバンドをバックに珍しい映像。

以上でロックンロール音楽の草分け期のスターたちを紹介して来たが、彼らは後の
ビートルズ/Beatlesの音楽に多大な影響を与えた。

そう言う私も、ビートルズは聴かない訳ではなかったが、実際聴いたのは初期の3~4曲くらいで他はほとんど聴かない。好みの問題もあるが、やはりビートルズが影響を受けた音楽を聴いていたから今更だ、と思う気持ちがあるのかな~(笑)。