HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

あはがり

「あはがり」は新日本風土記のテーマ曲である

皆さんもお馴染みのNHKの番組「新日本風土記」のテーマ曲だが、この曲を初めて聴いた時、心が吸い込まれる様なものを感じた。何故か心に沁みるいる唄だし、心地よい。この歌手と唄を採用した音楽プロデューサーの、並ならぬ大きな力量を感じさせられる。奄美島唄にベテラン朝崎郁恵の歌詞と吉俣良の編曲で作られた。この二人は定期的に組んで演奏会をしていると言う。

日本全国の風土を巡る番組だが、流石NHKだと思う。日本各地の風土人情はそれぞれだが、日本の原風景の素晴らしさが良く分かる。
関連番組として放送されているミニ番組もういちど、日本』もある。


朝崎郁恵1935年生まれ83歳
鹿児島県大島郡加計呂麻島生まれ。奄美島唄独特のこぶしと裏声(グイン唱法)で聞く者の心に訴えかける唄声を持ち、「ひぎゃ唄」と呼ばれる奄美大島南部地方の島唄伝承の第一人者。

「あはがり」 

●この歌は奄美地方の方言で唄われている。その侭では良く分からないので意訳を示した。「あはがり」とは「すべてが明るい」との意味だそうです。

 「あはがり」意訳
 この世は神様からいただいた仮の世  
 いつまでとどまって居られましょうか
 命を敬い生きていきなさい 
 この世の生をなし終えるまで

 時はめぐる 水車のように 
 だからまた会える
 月あかりの下で 人々は喜び魂が踊り明かす
 天と地との間 
 月あかりの下で 人々は喜び踊り明かす