HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

日本の名曲:見上げてごらん夜の星を

[見上げてごらん夜の星を] 作詞:永六輔/作曲:いずみ たく

ご存知の通りこの歌は子供から年配者まで多くの人々の心に、夢や希望を与えてくれ、詞も曲も洒落ていた。今回は夏川りみの歌で・・・
この歌手はもっと正当に評価されて当然でしょう。透明感のある歌声で、上手いという唄い方とは違うが、まれな存在の実力派だと思います。この人の唄を聴くと、どうしてか癒される。(笑)




最近は大人から子供まで口ずさめる歌が、本当に少なくなったと思う。昭和の戦後の歌謡曲には、皆がラジオやTVに齧りついて聴き入った歌があった。好き・嫌いはあれ今聴いてもどれもレベルが高く、また素人唱法は出る幕が無かった。時代の変遷とは言え、時を越えて残っていくものあるものだが・・今は男女の安っぽいレベルのチープな歌が氾濫していて、それが当たり前なのだ。だからこそ、本当に心に残る歌、そして唄い手を求めているのだ。

落語や漫才には師弟制度があるのでそれなり修行するが、「お笑い」と言っている業界にはそれが殆ど無く、TVで売れ、中者・大物になると自己の番組を持ったり司会など、大変な高収入になるからだ。そのために芸の修練には程遠く、本来は人前に出て来るべきではない素人まがいの者が、「数出りゃ当たる」で臆面もなくTVに顔を出しては消えて行く。奇抜な衣装や体型など、もはや「お笑い芸」などでは無く、顔が売れさえすれば良いのだ。TVの深夜番組には訳の判らんその様な者たちで溢れ返っている。生きて行こうと考えるのは良いけど、あまりにも安易すぎない?

もう、爺さんには愚痴しかない・・・(笑)