HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

気になる歌と歌手・その2

シェルビィ・リン/Shelby Lynne

1968年ヴァージニア生まれ49歳。
父親はアルコール中毒で、彼女が17歳の時に目の前で父親が母親を射殺,、父親もその銃で自殺するという悲劇的な少女時代を送ってきたようだ。10代の娘達の目の前での凶行は想像するだに胸が痛むが、当然その事件の重さは良くも悪くもシェルビィの音楽活動に影響している。妹のAllison Moorer も歌手。

アイドルっぽい売り出し方をされた後、カントリーだったりJazzyなもの(Jazz歌手の唄うジャズとは違う)だったり、いろいろ試行錯誤しながら良質な音楽を創ってきた。デビューから今まで変わらずの人気を保っているのは、やはり何かしらの才能や実力が有るのだろう。ウィリー・ネルソン やジョージ・ジョウンズなどカントリー音楽の超大物とのパフォーマンスも多い。
アメリカの女性にしては小柄で、前の記事のロリー・モーガンもそうだが154㎝位。

●そのウィリーとの掛け合いで・・ブルースの名曲「ミルカウ・ブルース」
テキサス州オースティンでの映像で、多分有名なAustin City Limits TVのLIVE


ウィリーの妹がピアノを弾いているし15年近く前の映像かな?ウィリーの声もまだ溌剌としているし、シェルビィもブルージィなものは得意だ。10穴ハーモニカは名手ミッキー・ラファエルで、長年ウィリーのバンドで演奏して来た。
Milk Cow Blues」はブルースのスタンダードだが、カントリーやロックでも昔から演奏されて来た曲だ。こんな演奏を聴くときはバーボンウイスキーを一杯遣りながら聴きたいのだが生憎切れていて、[Wild Turkey]8年物が間もなく届く予定(笑)だ。

またまたウィリーとのパフォーマンスだが、シェルビィはJazzyな感じのものも歌えるので選曲した様だ。これもスタンダード・ナンバー。
Stormy Weather /荒れ模様

しかし他の数々の二人の音楽映像を見ているのだが、どれもウィリーは何故かしら彼女を慈しんでいる様に、私には感じられてならない・・