HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

気になる歌と歌手

カントリー・ミュージックの名曲/ CRAZY「クレイジー

この曲はウィリー・ネルソンによって1961年に作られた作品。その頃のウィリーは確か33歳で、まだ歌手としては大成していなく、ソングライターの気配が強かった。初めウィリーはビリー・ウォーカーBilly Walkerのためにこの曲を書いたのだが
彼が拒否したためパッツイ・クラインPatsy Clineが"I Fall to Pieces"に次ぐ曲として取り上げた。リリースされるとすぐにビッグヒットとなりウィリー・ネルソンはシンガー・ソングライターとしての地位を築いた。以来数々の歌手によって唄われ、カントリーのスタンダード名曲となった。もちろんウィリーも当然唄っており、しっとりとして悲しい片思いソングの佳曲だ。

さて歌手だが、私にはちょっと気になる女性歌手「リー・モーガンLorrie Morgan」の登場だ。1953年:米国テネシー州ナッシュビル生まれ58歳 (母親は先住民系米国人)。1979年からカントリー・チャートで活躍、1990年「Five Minutes」,1993年「What Part Of No」,1995年「I Didn't Know My Own Strength」3曲が同チャートで1位を記録している。父親「George Morgan」もカントリー・チャート1位シンガー。
カントリー・ミュージック界の女王様とはいかないが、それに次いでの位置にいる。では彼女の唄で・・15年くらいかそれ以前の映像かな?


この映像は中年を過ぎた大物カントリー歌手の面々の同窓会風のセッシヨンで、歌い終わった後に同業の歌手達からスタンディング・オベーションを受けている。

彼女の父もカントリー歌手だった人で「キャンディ・キッセス/Candy Kisses」のヒットを持つGeorgeMorgan ジョージ・モーガンだ。先祖にアメリカン・ネイティブ(インデアン)の血も入っている彼女の気の強そうなのは(笑)そのせいかな?

蛇足ながらウィリー・ネルソンにも先祖にチェロキー族の血が入っている。

そのウィリーの自作の歌/同じセッション・シリーズだ。ウィリーもまだ若く見えるから15年かそれ以上前か?それにしてもだましだまし使っている愛用ギターの見事におんぼろな事!

●いつも我が心に/Always on my mind

カントリー音楽は若くても聴けるし、むしろ歳をとってからも良い。歌から受ける感銘や想いには国境も無い!大都会の人や今風ロックの若い人には、やはり田舎者の聴く音楽として根強い偏見も有るようだが、年間全米POP音楽収入の 売り上げのTOP10の内3~4割をカントリー歌手が占めるようになった今、そうも言っていられないだろう。だってUSAの大部分が田舎で成り立っているのだから(笑)。そこに暮らしている人々の生活の代弁や共感がある。歌の本音と建前の差も少ないと思う。それに比べりゃ日本の今の演歌やPOP音楽は・・いや、止めておこう(笑)
中流以下の田舎者の音楽」そういう偏狭な見方の時代は変わったが、昔に比べて洗練されて、地付き音楽とかearthyな部分がより少なくなった様に感じる。