HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

今日の1枚・今日の1杯その3

今日の1枚ーその3

ネットオークションで手に入れた額書だ。額サイズ:W68㎝×H30㎝

万葉集」巻七雑歌冒頭 柿本人麻呂  書:紫苑
書かれている歌は;

天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 
だが、当て字が少し違う書だ。

「 雨の海に くもの波立ち 月の船 星の林に こぎ可く流 三遊 」

  柿本人麻呂 引  紫苑かく

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意味:大空の海に雲の波が立って、月の舟が、煌く星の林の中に漕ぎ隠れていくのが見える。天を海、雲を波、星を林、そして夜空を渡る月を、舟に見立てている。

白い書紙に薄紺のボカシ(グラデーション)を掛けた上に揮毫したもので、夜空の雰囲気を演出した様だ。どのような場所にディスプレイされていたのか・・和風な酒処か喫茶処かな・・憶測するのもまた楽しい。

私が一番驚かされるのは、天文の常識など無かった今から1200年も遥か昔に、現代人が作るような表現で歌を詠んでいる事だ。なんて言う事だろうか・・ああ!



今日の1杯は・・

本当に久し振り、実に35年振り位にバーボン・ウイスキー呑んでみた。若い頃はTennesseeWhiskyを含むKentuckyBourbonWhiskeyに嵌っていて、家で飲み、酒場で呑みの「のんだくれ」・・(笑)で、ピンからキリまで殆どのバーボンをを飲んだ憶えがある。アメリカ南部や西部の音楽を聴いていた事の影響も多々ある。若かったからStraight No chaserで呑んでいたが、ある日に敬愛する作家の開高健が食道ガンに倒れたとの事を聞き、ストレート呑みは止めた。それから荒い酒の呑み方は止めて、柔らかくなったような気がする(笑)

で、本日の1杯は・・
●バーボンウイスキー:JIM BEAM 40度  ●飲み方:ソーダ割り
久し振りのソーダ割りJIM BEAMは予想していたよりは、意外とコーン癖が感じられない。スコッチ・ソーダとあまり差が無いようだ。バーボン・ソーダ・・・旨~~い!

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