その②: 「少年時代」井上陽水
前回に引き続き井上陽水の唄で「少年時代」・私の大好きな歌
若い頃は夢中になる音楽が有った為、あまり聴く事が無かったジャンルの音楽を
最近は少しづつ聴いている。
作家柏原兵三の小説『長い道』を漫画化した作品である。
漫画版の舞台は、藤子不二雄Ⓐが戦時中に疎開した富山県朝日町山崎をモデルにしている。『少年マガジン』連載当初は読者からの反響がまったく無く、作者自身戸惑っていた。しかし連載が終了してから読者からの手紙が殺到したという。
歌は大半は男女の愛や哀しみを唄ったものが多いが、日本でも少数だが望郷や肉親愛・昔を懐かしむ、などの物も有る。どんな国にもそれは有るが、特にポルトガルやブラジルの音楽にはサウダーデ(ヂ)「Saudade」、何かしらの「やるせない想い」が底流には有る。アルゼンチンの音楽にもね。
この歌「少年時代」もそうだ。人は何故に、もう還らない昔を懐かしむのか?
それは皆さん自分でお調べ下さい(笑)。きっと見つかりますよ~。
井上陽水44歳のライヴ・・円熟期である。
自作の曲も詩の構想も、凡庸では無い。
ただ聞き惚れるしかない。