HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

メアリー・ブラック Mary Black:アイルランドを代表する歌手

今日は私の大好きな歌手でアイルランドの国民的歌手メアリー・ブラックの紹介

ご存知のように英国(UK)はイングランドウェールズスコットランド北アイルランドの4つの国が結びついて形成されている。アイルランド伝統歌にはイングランドによる支配に対する抵抗戦争を歌ったものが多くあり、イングランド音楽と混同しないよう配慮するのが望ましい。 アイルランド北部の伝統曲には、交流があったことや、民族的なルーツを共にすることからスコットランド音楽と共通するレパートリーが多くある。 よって、アイルランドアイデンティティと強く結びついたもの(イングランド抵抗歌や土地の言い伝えを扱う歌など)をアイルランド音楽と呼び、スコットランドをはじめ他のケルト国家と共有するもの(ジグやリールなど)をケルト音楽と呼ぶことが誤解を招かない呼び方となる。
アイルランドの音楽は、アイルランド民族の海外流出やイギリスやアメリカから受けた影響などがあるものの、その伝統的な側面はいまだ強く残されており、むしろアイルランド音楽自身もまた多くの音楽に直接的・間接的に影響を与えてきたと言える。20世紀のロックはアメリカのカントリー・ミュージックから強い影響を受けているが、カントリー・ミュージックアイルランド音楽を起源のひとつとしている。(Wikipedia

略歴:メアリー・ブラックアイルランドのダブリン出身で1955年生れ。61歳
ジャンルはアイルランド音楽・フォークミュージック

ブラックは音楽一家に生まれる。彼女の父親はバイオリン奏者であり、母親は歌手であった。兄弟はバンド、ブラック・ブラザーズ (The Black Brothers) を結成していた。彼女は若い頃、一家のバンド、ブラック・ファミリー (The Black Family) で歌い、母親のパティは息子たちの1996年のアルバム『What A Time』の中で歌っている。
彼女の妹であるフランシス・ブラックも名の通ったヴォーカリストである。

アイルランド音楽と言えばエンヤ・チーフタンズケルティック・ウーマンなど有名だが
国民的歌手と言えばやはりメアリー・ブラックだろう。老若男女すべての人々に愛されている。しかし2014年59歳を最後に引退した。その理由は家庭・家族を大切にするためとか・・(孫の世話かな・・笑)
ケルティック・ウーマンなども,歴代のメンバーが家庭を大切にして次々と入れ替ったり、脱退していく。売れたからって家族との時間を犠牲にしてまで働くのは、彼女達には本当の人生では無いのだろう。

●Song For Ireland/アイルランドのための唄 
前半はB・クリントン米大統領の来訪時セレモニー。 

●Thorn Upon The Rose/薔薇の深いトゲ

彼女は決して古くからのアイルランド伝承曲を歌っている訳では無いが、その美声とやや哀愁と気品を感じさせる歌には、民族の脈々と伝えられて来た精神が存在する。これこそ音楽の醍醐味で、私が愛している理由だ。音楽には国境は無い。