HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

ウクレレ・プレイズ:アメリカン・スタンダード

夏だからでは無いが、ウクレレ音楽の紹介です。

ポルトガルからの移民が持ち込んだブラギーニャ(braguinha)と呼ばれる楽器を起源とし、ハワイで独自に改良を重ねられて現在の形になったとされる。

ウクレレには4つのサイズがあり、小さいものから大きいものへと順にソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと名付けられている。日本ではソプラノが一般的だが、ハワイやアメリカ、日本のプロもコンサートかテナーが殆どです。ナイロンガット4弦の調弦方法はバリトンを除きどれも同じ。

ソプラノ、コンサート、テナーは、一般に低音から高音へ順に、G-C-E-A にチューニングされるが、実はG弦は一オクターブ高く調弦されるために、その音程はE弦とA弦の中間に位置する。このためダウンストローク、アップストローク共に高音弦から入ることとなり、コード演奏時には独特の軽やかな響きが生まれる。

またソロ演奏においては音域の狭さをカバーするためにGを1オクターブ下げたLow-Gというチューニングも多用される。最近はG弦をLow-G専用のものに張り替える奏者も多い。

ハーブ・オオタStar Dust」 マーチンのソプラノを使用している。

4弦の限られた中での、Jazzyなコードを使いながらの素晴らしい演奏だ。
彼はカマカなどいろいろなウクレレを使用しているが、MARTINのオールド・ソプラノ・ウクレレを特に愛用している。

ギターと同じ調弦の6弦ウクレレも日本で発売されているが、初心者向けの安価な物で、あまり売れては無い様だ。もし本格的にウクレレをと思っても、これでは調弦の違う4弦に進めないのだ。やはり4弦の中にこそ独特のウクレレ表現がある。

値段はギターと同じく1万円~数十万円するが中級品は5,6万~12万位かな。値段が高いほど手工芸品の意味合いが強くなり、カマカなどハワイの物も人気があるし、日本にも良く作られた物が多い。

私はウクレレは弾くが、自分の扱うメインの楽器では無い。練習のし過ぎで左手人指し指を腱鞘炎で痛めてから、あまり上達してないかな(笑)。

略歴:ハーブ・オオタ(1934~)は、ハワイ出身で日系二世ハーフの世界的なウクレレ奏者。本名はHerbert Ichiro Ohta。OHTA-SANオータサン)の愛称で知られ、「ウクレレの神様」の異名を持つ。
幼少時からエディ・カマラの影響を受けて猛練習を重ね、OHTA-SAN STYLE と呼ばれる独自のウクレレ奏法を確立する。15歳でプロデビュー。ハワイアン音楽だけにとどまらず、ジャズ、ラテン、クラシック、ポップス、ロックなどあらゆる種類の音楽をウクレレ一本で演奏するというスタイルは、多くのミュージシャンに影響を与え、ソロ楽器としてのウクレレの可能性を大きく広げた。また飄逸な人柄は皆に愛されいる。
日本語も堪能で、1953年~1963年の朝鮮時にはアメリ海兵隊司令官付通訳として約11年間、韓国と日本に駐屯した。1980年代後半からは毎年のように来日するようになり、日本における第二次ウクレレブームの火付け役となった。

●もう1曲「星に願いを}

●おまけ:OHTA-SAN and GONTITI (LauraとGarota de Ipanema)