ウクレレ・プレイズ:アメリカン・スタンダード
夏だからでは無いが、ウクレレ音楽の紹介です。
ポルトガルからの移民が持ち込んだブラギーニャ(braguinha)と呼ばれる楽器を起源とし、ハワイで独自に改良を重ねられて現在の形になったとされる。
ウクレレには4つのサイズがあり、小さいものから大きいものへと順にソプラノ、コンサート、テナー、バリトンと名付けられている。日本ではソプラノが一般的だが、ハワイやアメリカ、日本のプロもコンサートかテナーが殆どです。ナイロンガット4弦の調弦方法はバリトンを除きどれも同じ。
ソプラノ、コンサート、テナーは、一般に低音から高音へ順に、G-C-E-A にチューニングされるが、実はG弦は一オクターブ高く調弦されるために、その音程はE弦とA弦の中間に位置する。このためダウンストローク、アップストローク共に高音弦から入ることとなり、コード演奏時には独特の軽やかな響きが生まれる。
またソロ演奏においては音域の狭さをカバーするためにGを1オクターブ下げたLow-Gというチューニングも多用される。最近はG弦をLow-G専用のものに張り替える奏者も多い。
●ハーブ・オオタ「Star Dust」 マーチンのソプラノを使用している。
4弦の限られた中での、Jazzyなコードを使いながらの素晴らしい演奏だ。
ギターと同じ調弦の6弦ウクレレも日本で発売されているが、初心者向けの安価な物で、あまり売れては無い様だ。もし本格的にウクレレをと思っても、これでは調弦の違う4弦に進めないのだ。やはり4弦の中にこそ独特のウクレレ表現がある。
値段はギターと同じく1万円~数十万円するが中級品は5,6万~12万位かな。値段が高いほど手工芸品の意味合いが強くなり、カマカなどハワイの物も人気があるし、日本にも良く作られた物が多い。
私はウクレレは弾くが、自分の扱うメインの楽器では無い。練習のし過ぎで左手人指し指を腱鞘炎で痛めてから、あまり上達してないかな(笑)。
略歴:ハーブ・オオタ(1934~)は、ハワイ出身で日系二世ハーフの世界的なウクレレ奏者。本名はHerbert Ichiro Ohta。OHTA-SAN(オータサン)の愛称で知られ、「ウクレレの神様」の異名を持つ。
●もう1曲「星に願いを}
●おまけ:OHTA-SAN and GONTITI (LauraとGarota de Ipanema)