HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

2015年に世界で最も稼いだミュージシャン達

米Forbes誌が2015年に世界で最も稼いだミュージシャンたちのリストを発表した。
カントリー歌手が3位と4位に載っているので記事にしよう。
同リストは2014年6月から1年間の収入を、Forbes誌が独自に調査・算出したもの。金額から税金やエージェントの手数料といった費用は差し引かれていない。

Forbes誌が発表した2015年世界で最も稼いだミュージシャンのトップ10。

1. ケイティ・ペリー 1億3,500万ドル(約162億円)
2. ワン・ダイレクション 1億3,000万ドル(約156億円)
3. ガース・ブルックス 9,000万ドル(約108億円)
4. テイラー・スウィフト 8,000万ドル(約96億円)
5. ザ・イーグルス 7,350万ドル(約88億2,000万円)
6. カルヴィン・ハリス 6,600万ドル(約79億2,000万円)
7. ジャスティン・ティンバーレイク 6,350万ドル(約76億2,000万円)
8. ディディ 6,000万ドル(約72億円)
9. フリートウッド・マック 5,950万ドル(約71億4,000万円)
10. レディー・ガガ 5,900万ドル(約70億8,000万円)
 
ガース・ブルックスのアメリカ国内のみでの総売上枚数は1億2800万枚、全世界においては、アメリカ以外でカントリーミュージックが人気のカナダ・オーストラリア当たりでもセールスを伸ばし、凡そ2億枚になる。

アメリカ国内ではあのマイケル・ジャクソンエルヴィス・プレスリーを超え、ソロ歌手で総売上ナンバー1、グループも含めると、ビートルズに次いでナンバー2というスーパースター。やはりカントリー音楽というジャンル上、派手さがなくその圧倒的なセールスに気付く人はあまりいないようだ。


来歴:Garth Brooks 1962年オクラホマ州タルサ生まれ、53歳。
1989年、突然のヒット作と共にチャートトップ常連の仲間入りを果たす。
それまでの売れるカントリー歌手の典型的な外見とも言える痩せ形長身ではなかった(アメリカ人にしては短躯・短足)彼は、その音楽性によって人々に支持される様になる。ポップやロックの要素を取り入れ、そのCDや派手なライブ演出などで人気を獲得した。カントリートップ10のみでなく、全米総合トップ10にまで食い込む程になり、カントリー音楽をより多くの観客に知らしめた。またその売り上げは驚異的で、「カントリーは売れない」という常識をも覆した。
70枚以上のシングルがヒット作と呼ばれ、15枚のアルバムをチャートインさせた。母国アメリカのみで1億2800万枚以上のアルバム売り上げを記録した。(ガース以外で米国内で1億枚以上のアルバム売り上げを達成しているのは、エルヴィス・プレスリービートルズレッド・ツェッペリンイーグルスのみである)コンサートやライブの動員数においても数々の記録を樹立した。

2001年、離婚などにより家庭生活と音楽活動との両立が困難という理由から、突如、引退を宣言した。その後も世界中のファンから「伝説のカントリー歌手」として愛されている。
現在は、故郷である米国オクラホマ州タルサ市に娘と暮らしており、娘のソフトボールの練習や試合の送迎をするなど、ごく普通の父親(シングルファーザー)としての生活をおくっている。その為、娘のクラスメイトや保護者、隣人などは、「ガース・ブルックスは、かつて世界で最も有名なカントリー歌手だったのよ。」と、もう既に過去の人のような説明を子供たちにしているという。

が、引退したかと思われた、 90年代に一世を風靡したカントリーの超スーパースター、ガース・ブルックス2014年にカンバックした。
2001年の“SCARECROW”以来、なんと13年ぶりのオリジナルアルバム。曲目のアルバムタイトルにもなっている“MAN AGAINST MACHINE”、彼のガース節といえる美しいカントリーのメロディと歌唱が存分に堪能できる。
ブランクをまったく感じさせない美声も健在

●「All American Kid」 2015年
アメリカ合衆国の為に死んで行った、若き兵士の事を唄ったものらしい・・・
アメリカ人好みの唄だ。おっと、彼女だと言われて噂されているトリシャ・イヤウッドが客席にチラっと写っている。


カントリーミュジックは元々は南部や南西部、北部の牧畜や農業などの人々の聴く音楽だったが、本音と建前の差が少なく、身近な題材が全米の多くの人々の共感を得ていて、今やPOP音楽界のドル箱となった。


※4位の若者に絶大な人気の女性歌手Taylor Swift :テイラー・スウィフトの事は次回にでも・・・。