カナダ出身のミュージシャン:オスカー・ピーターソン
カナダ出身のミュージシャンは多くいるが、多くはアメリカ合衆国で主に活躍している。
今日はジャズ・ピアノの巨人Oscar Petersonの登場。
スイング期の流れを汲む奏法にモダンな和声感覚を取り入れたスタイルで、ジャズ界きっての超絶技巧を誇り、88鍵をフルに使いこなすダイナミックな演奏と流麗なアドリブから、「鍵盤の皇帝」の異名をとる。ミスタッチのほとんど無い極めて強靭なタッチと明快でハッピーな演奏が身上。
略歴:5歳より父からピアノとトランペットを習い始める。しかし7歳の時結核にかかり、ピアノに専念するようになる。アート・テイタムやナット・キング・コール等の影響を受けた。1949年に、ノーマン・グランツの手により、ニューヨーク市のカーネギー・ホールにてアメリカに進出した。レイ・ブラウン、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、カウント・べイシーやスタン・ゲッツ等の著名なアーティストと共演した。1959年にグランツが創設したヴァーヴ・レコードに籍を置き、重要なキャリアを築いた。1965年~1971年にはドイツのMPSレコードに籍を置き、彼の経歴の中でも一際モダンな作風に挑戦している。1973年にはグランツはパブロ・レコードを創設し、このレーベルにおいても幾つかの名盤を残した。
● 曲目 「Satin Doll~C・JamBlues」 オスカー・ピータソン・トリオ 1989年
これでカナダ出身のミュージシャンはPOPS系はアン・マレイと以前に記事にしたホリー・コール、JAZZではダイアナ・クラールとオスカー・ピータソンと二人づつ紹介したので一先ず終わりにして、続きは又の機会に紹介しようかな。