カナダ出身の歌手:アン・マレイ
前回カナダの地付き音楽を紹介したので、ついでにカナダ出身のミュージシャンの事を書いて見よう。
アメリカとカナダで絶大な人気と成功をおさめたこの人
アン・マレイ:Ann Murray
彼女はデビューする前は高校で体育教師をしていた。
1970年、初のヒット「スノーバード」が米ビルボード誌HOT100で8位まで上昇。
代表曲の「ラブ・ソング」はケニー・ロギンス作曲。ロギンズは、アンの73年の「ダニーの歌」も提供している。74年度にはグラミー賞の最優秀カントリー女性歌手賞を受賞。 74年には「ユー・ウォント・シー・ミー」もヒット。
「辛い別れYou Needed Me」で78年度グラミー賞の最優秀ポップ女性歌手賞を受賞した。 「辛い別れ」は米ビルボード誌HOT100で第1位を記録し、これはカナダ出身の女性ソロ・シンガーとしては史上初の快挙である。また日本ではTVドラマ「幸福」向田邦子脚本の主題歌となった。
これ以降も「思い出にさようなら」全米12位、「月影のふたり」(全米25位)、79年の「愛の残り火」全米12位。80年の「デイドリームビリーバー」モンキーズのカバー全米12位など。
●「辛い別れ/You Needed Me」
●「踊りましょう/Could I HaveThis Dance」映画「アーバン・カウボーイ」挿入歌
この愛らしいCountry Waltz、好きだな~。昔を思い出して、センチになってしまう。
彼女の唄の特徴は、誠実で清潔感・安心感のある歌声と、安定感のある歌唱力だ。
それで長い間アメリカとカナダのカントリー&ポップス界で活躍して来た。
どちらかと言えばアメリカン・ポップス界での比重が高い。
私感だが映画「アーバン・カウボーイ」は、カントリーミュージック好きの私には堪らない映画だった。「踊りましょう/Could I HaveThis Dance」の他にも「MickeyGuilley-Stand By Me」 や「Johnny Lee-Looking For Love」などNo.1ヒット曲が多く生まれた。
当人達のライブステージの出演シーンも有った。
アメリカ中に数あるカントリー関係施設の内その世界最大のものが、テキサス州フォートワースにある「Billy Bob'sTexas」である。レストラン・バーやライブステージ、ダンスフロア、マシーン・ロデオなど備えている大きな施設だ。映画「アーバン・カウボーイ」の舞台になった。今や地元の人よりも、アメリカ中からの観光客がカウボーイ・ハットを購入して、押し寄せているみたいだ(笑)