HARRY-San’s 晴釣雨聴

徒然に4月~9月は自然繁殖した野のへら鮒釣り、10月~3月は音楽の事など書き留めています。過去の音楽の記事は検索に「音楽」と入れて一覧を表示してご覧下ださい

アメリカ中間選挙とテイラー・スウィフト

今回の11月6日のアメリカの中間選挙テキサス州上院選挙で民主党を支援したカントリー界の大物歌手のウィリー・ネルソン。
そんな中、今まで政治に関しては固く口を閉ざしてきた超有名歌手がいる。ツイッターのフォロワー8,560万、インスタグラムのフォロワー1億1,200万を持ち、アメリカでいま若者に最も影響力が強いと思われるテイラー・スウィフトである。彼女は今回の選挙で初めて政治的に民主党支持を表明した。

どちらもカントリー・ミュージックの大物でウィリー・ネルソンは86歳、テイラー・スウィフトは28歳である。国民的な支持がある大御所と新星が民主党支持を表明した。カントリー・ミュージックを愛好する人々は大雑把に見ても共和党支持が多いと思うが、時代は少しづつ変わるかな?

簡単な略歴です・・

●ウィリー・ネルソンの歌手デビューはやや遅かったが、POPなナッシュビルサウンドとは別物の音楽で、独特の鼻にかかった歌声、保守的なカントリー界にあってヒッピー的なスタイル、雑多な音楽性は異彩を放ち、保守的な従来のカントリーの主流だったナッシュビルからは異端児と見られ、彼の音楽は「アウトロー・カントリー」と呼ばれた。ウィリー・ネルソンといえばポップなカントリーの象徴と見做されることも多いが、フォークやロックのミュージシャンとの交流に見られるようにクロスオーバーな活動を続けたことにより、多くのミュージシャンからの尊敬を集めている。

「FARM AID/ファームエイド」など長年に渡って農民救済の為のコンサートを各地で開催して、農村から都会まで絶大な支持を得て来た。
アメリカン・スタンダード曲集なども自己スタイルのウイリー節で大セールスを記録した。ベースはカントリー音楽だが音楽ジャンルを超えて愛されている。

●「スターダスト」:ホギー・カーマイクルの名曲


テイラー・スウィフトはここ4~5年の間に瞬く間に全米の若者層に支持を受け、
今やカントリー歌手と言うよりPOP歌手として大成功した。いまや年間の公演や音源等の売り上げは全米POPS売り上げのトップ5に入るだろう。元々東部のペンシルベニア州の銀行家の娘で、歌手になるため親の計らいでテネシー州ナッシュビルに移住した。デビュー当時は「カントリー歌手なんて・・」と高校の良い家庭の同級生達に相当いじめられ、笑いのタネにされた。後にそれが逆にバネになって頑張る事が出来たと、述懐している。人気の訳は、多分アメリカの標準的な若者達の心情を歌で代弁している事だと思う。11月20・21日に世界ツアーで東京ド-ム公演がある。若者向きの歌なので私は聴かないが、映像を載せます。